本音と建前

BEGINの「恋しくて」を聞きながら、記事を書いております。
ブルース風のアレンジで、とってもまったり、流れるように聴いてるんですが、いい曲ですね。

料理が仕上がるまで、しばしの間、暇つぶしをするわけですが、今日はネットについての話になりそうです。


数日まえ、社会とICTというテーマを掲げる講義において、生徒が数班に分かれて、それぞれに与えられた小テーマの元、討論を行い、その後発表を行ったのですね。

テーマの内容や、発表の詳しい様子は省きますが、各班の発表の最後に、その発表内容に関する質疑応答時間が設けられているわけです。

さて、僕達の班で、これも前後の流れは重要でないので省きますが、ある質問がでまして、僕は思うところがあったのですが、つっこまずにいたわけです。

その質問の内容としては、「ネットとは現実とは違うのだが、ネット上においてウソはいけないことなのか。もちろん違法な場合は除くが、それ以外、厳しく取り締まる必要があるのか。」ということでした。


そもそも、ネットでウソをつく必要があるのでしょうか。
現実ではウソはいけない、という観念がなぜか定着しているようなんですが、僕が感じるのは、ネットより現実の世界でのほうが、ウソをつく頻度が（圧倒的に）大きいのではないか、ということです。

よく考えてみれば、現実ではウソ、つまり建前が多くて問題がおこり、ネットでは、本音で挑みすぎて問題になっているのではなかったか。

現実では建前やその他のセキュリティがかかっていまして、それに疲れてしまう人もたくさんいます。
なのにどうして、ネットという場でもウソをつく必要があるのか、と聞きたかったんですね。

しかし、確かに、ネット上でウソをつく場合があるのは知っています。

大きなものでは、残念なことですが、違法、つまり詐欺にあたるものです。

しかし、それ以外でウソをつく場合が、もちろん複数あるのでしょうが、一つに「ネカマ」なんていうのが思いつきますね。彼らは「楽しい」からやっているらしいのですが、、、

はじめの質問の内容とあわせてみると、このウソはいけないことなのか、という訳ですね。
僕自身、彼らの楽しさが想像できないので、なんとも言えませんが、どうなんでしょうね。

実質、具体的な被害があまり思いつきませんので、その意味では許せる範囲なんでしょうか。


僕が言いたいのは、ネットではウソはいけない、というより、まず積極的にウソを付く理由が、犯罪以外で見つからない（もしくは、分からない）ということなんです。

ただ、本当に残念ですが、その「犯罪」につながるウソの場合がありますので、ネカマのひとには申し訳ないですけど、ネット上のウソを取り締まることは、必要なんだと思います。

もしネットが、建前を要するシステムだったならば、ウソがある意味前提みたいになってしまうので、こうはいきませんけど。