第六感

いよいよ梅雨にはいりましたねぇ。

僕はじめじめとした雨は好きじゃなくて、もっぱら常夏の島に憧れるような人間なんですが、しかし、日本における”梅雨”という季節の絶妙さ、儚さはしみじみと感ずるところであります。

情緒を感じずにはいられない季節になりました。俳句のたしなみでもあれば、ここで一句といきたいところですね。
何にせよ日本の四季は素晴らしいですよ。

今回も少し”非科学的”な領域へと踏み込みますね。

（今回は具体的な体験はなし）
第六感というと、人間がもつ一種の予知能力のようなもので、一般には信じられていない（非科学的である）。超能力の一つとして認識されているものです。

今回考えるのはこの第六感についてでありますが、この非科学的な事象が存在する、という仮定をたてた上で論じていくこととなります。

第六感があるとしても、私にとって、それは何ら不思議なことではない、ということです。

人は全宇宙と繋がることができる。

これについて調べてみると、多くの人がこれを信じ、またその可能性を紹介し、ビジネスとして利用する例すら見られることが分かるでしょう。

例えば、その一つに、「宇宙の法則を信じることで、人生を成功させることができる」といった内容の本を出版し、それがベストセラーとなっている、、、というのがあります。

これは僕も読んだのですが、内容をもう少し紹介すると、世の中は宇宙の法則で成り立っており、その法則に則った考え方をすることで、すべての物事を思い通りできる、というものです。

具体的な方法等はあかしませんが、その内容の核となる部分は、すでに僕自身が経験の中で認識していたものなのです。
宇宙の法則について、ポジティブ・シンキングについて、つまりその本の内容を最初から最後までを丸々同意したわけではもちろんありませんが、しかし彼の言っていることは十分理解できた。

僕は普段から、”自然に近づこう”と考えてきました。ヒトはあまりにも人でありすぎる、自然から逸脱しすぎる、と考えてきたのです。時にこれほど愚かな動物はない、と思えるときがあります。

人はよく自らの存在を、一般に言う”動物”より高く考えてしまうようですが、決してそうは決め付けられない。動物は善悪を判断できない、とよく言うが、では逆に、動物が悪を犯すとはどういう場合を指して言うのか、善を施すときはいつなのか、僕はそう聞きたいのです。

畑を食い荒らすだの、見境無くフンをするだの、溺れる人を助けるだのは、それは人が勝手に決めた善悪、つまりあくまで”人”目線で捕らえた善悪にすぎない。

彼らはしごく当然のことを、自然のままに行っているだけだ。その様子は無垢で、純粋で、強い。

ここで話題に戻るが、古代、宇宙と自らを同化させることは、超能力の一つであった。が、僕に言わせると超能力ではなく、ヒトが動物である限り持っているはずの根源的な素質のことなんですね。

皆さんもよく知っているように、地震や土砂崩れ等、数多の自然災害について、動物は人間よりはるかに鋭く察知し、予知します。

彼らの体の構造が人間とは違うので、災害のまえの気候の変化を敏感に感じることができるから？彼らの住む場所が自然により近いから？

僕はそうは思わない。もちろん否定はしないですけど、それより大事なのは、彼らがより自然と一体化している、ということです。

僕が自然に近づこうとすればするほど、もっといえば自然に習うような考え方をすればするほど、自分の望んだ通りに世界が動く。これは幼い時から実感してきたことです。もっとも当時は”無意識内で”このように行動していたのですが。

この考えを他人に押し付けるつもりは毛頭ありません。僕は、彼ら（初めに挙げた例の本の著者）が、他人に（それも親しい友人などでなく、不特定、大多数に向けて）、上記の考えをまるで真理であるかのように説いているのは、全く理解できないのであります。

人はそれぞれの経験の中で得た確信を第一に信ずるべきでしょうから、あなたが感じた確信は、あなたにとって唯一無二の答えであります。

では、なぜここでこの考えを紹介したかというと、前回の記事が少し分かりにくかったもので、その背景となるような考えを紹介した次第であります。

つまり”死なない直感”も、自分が宇宙を強く認識したときに起こりうる、一種の第六感であるといえるわけですね。