過去と現在

過去の自分を振り返って、「なんであの時、もっと上手くやれなかったかなぁ」とか「全然わかってなかったなぁ」と思うのは成長してる証拠ではないだろうか。

色んな経験をして、過程と結果を知った後、人は考え方を少しずつ変える（というか修正する）ものである。

変わった後の自分が、変わる前の自分をたしなめるのは良いことだろう。


しかし、過去を羨ましがるのも悪いことではないと思う。
なぜなら、気づかぬうちに”失ってしまった”ものもあるはずで、それが今の自分にない輝きを持っていた場合、それを取り戻すきっかけとなるからだ。


いずれにせよ、適度に（意味を持って）過去を振り返るのは必要なことだ。

過ちを繰り返さないためにもなるし、くいのない「今」を生きるためにもなる。

どんなに確実に生きたつもりでも、月日が経つと間違いが見えてくる。
それは自分が成長しているということで、良いことだ。

大切なのは、「ああ！やってしまった！」と本気で思えるように、毎日を全力で生きることではないだろうか。

しかし、全力で生きるには勇気がいるだろう。
どうしてもリスクを負わなければ行けない。

そのときに支えとなってくれるのが、過去である。
「過去から成長した自分」を確認することで、その走りが着実に前に進んでいることを知らせてくれるのだ。

そのとき生まれる”中身のある自信”が勇気となるのだろう。



今の自分も、１０年後にはどう変わっているのやら。