忍者ブログ
2024.09│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

日々のニュースについて考えたことを色々と.  少し頭を使う必要があるかもです 

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

最近、ハーヴァード大のサンデル教授の哲学の講義が話題だそうです。

僕も噂に聞いたことがあります。


我らが教授がこんなことをおっしゃっておりました。

「哲学好きな人間は、すでに分かっている(と思われている)ことに対して、本当にそお?と疑って、話を分からなくするのが好きなのです。」

思うに、哲学は結果ではなく過程に最も重要な意味がある、ということではないでしょうか。


その講義では、例えばこんな問題が提示されます。

今A氏は次の状況に置かれている。

(a) トロッコが線路に沿って走っている最中、制御が利かなくなった。この
ままでは線路の上に立っている5人がトロッコに轢き殺されてしまう。

さらに次の状況に置かれているとする。

(1) A氏がトロッコを別路線に引き込めば、5人は確実に助かる。しかし別路線に引き込むと、そこに立っている別の1人がトロッコに轢かれて確実に死ぬ。A氏はトロッコを別路線に引き込むべきか?

道徳的な観点のみで考察します。

5人より1人、と考える人は別線路に引き込むでしょう。
5人より1人というのは、社会的、共同体的な考え方です。

ではもし、(1)ではなく、

    (2) A氏は線路の上にある橋に立っており、A氏の横には太った人が
いる。その人を橋からつき落としてトロッコにぶつければ、トロッコが止
まり、5人は確実に助かる。しかしその太った人は、トロッコにぶつかっ
た衝撃で確実に死ぬ。太った人をつき落とすべきか?


だったらどうでしょう、、、という風に話は展開されるのです。


法的にみれば(もしくは客観的にみれば)、1も2もどちらも殺人にはかわりありません。
しかし道徳的にみたら話はややこしくなるのではないでしょうか?

こういう話がお好きなあなたは哲学にむいているでしょうね。

このような人の影響もあって、哲学の魅力を認識する人が増えているのでしょう。
個人的には良いことだと思います。

サンデル教授はこのような発言もしています。

「哲学は不可能だ。だが、不可避である。」



PR
1 2 3 4 5 6  →Next
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
最新CM
[05/16 Backlinks]
[09/01 magochan]
[09/01 キルシェ]
[07/18 magochan]
[07/18 キルシェ]
最新記事
最新TB
プロフィール
HN:
magochan
性別:
男性
職業:
大学生
趣味:
音楽をきくことと、読書
バーコード
ブログ内検索
P R
アクセス解析